元営業WEBエンジニアのアプリ開発日記

営業出身のWEB系エンジニアが気になったものから作ってはメモを残してくブログ

「アジャイルサムライ」読んでみた

概要

仕事でスクラム開発を行うにあたり
アジャイルサムライ を推されたので読んでみる

所感

非常に読みやすかった。週末土日でぱっと読めた。

前の会社でみんなが言っているアジャイルだと
ウォーターフォールではなく「とりあえずコーディングして物作っちゃうこと」程度の浅い話しか聞いたことなかったが、この本を読んでもっと広い範囲での話であることを理解した。

確かに、短い期間(イテレーション)で動くものを作成していくと言うことは合っていたが、その開発に至るまでも重要なのである。
プロジェクトメンバー全員を同じバスに乗せるためのインセプションデッキ作成に始まり、独立性やテスト可能かなど、適切に考えたストーリーボードの作成。
バーンダウンやバーンアップチャートによりストーリーボードの消化具合の監視。 これによりイテレーション間での進み具合(ベロシティー)も把握できる。

その他ユニットテスト、TDD(テスト駆動開発)、CIの重要性など非常にわかりやすく説明してくれている。

何より、心に響いたのは「お客様の期待値をコントロールするために厳しい質問も毅然としていく必要がある」と言うことである。
ウォーターフォールではある程度隠してこちょこちょ進められるが
アジャイルの場合、短い期間で動くものを提供するので嫌でも進捗が見えてくる。

自身がアジャイルで開発していくことを想像した時に、毅然とした態度で勇敢に現状を伝えお客様の期待値をコントロールできるのかと不安になった。
この本はシステム開発手法だけではなく、仕事に取り組む上での心構えを考える勉強にもなった。